お正月にBtoB企業がCMを流す理由とは?

株式会社サヤトレの増田です。

2017年も寝正月でゴロゴロしながら
テレビを観る時間が多くありました。

私は、普段テレビは基本的に
録画で観ることが多いです。

録画なのでCMは飛ばして番組も
1.5~2倍速で再生して観ています。

お正月にリアルタイムでテレビを観ていて
気付いた面白い発見が1つあります。

それはBtoBの企業がテレビで
CMを結構多くやっていた事です。

【参考記事】

過去に書いた記事で「BtoC」と「BtoB」の
ビジネスモデルを理解すると分かりますが

「BtoB」の会社は、テレビでCMを流しても
広告の費用対効果としては、かなり薄いです。

テレビでCMを流すには、テレビ局やCM制作費に
何億円もの広告費をかけて自社の宣伝を行ないます。

BtoBの会社が費用対効果の薄いテレビCMを流す
一番大きな理由を何と考えますか?

■企業ブランドイメージの向上

■優秀な人材が集まりやすくなる

■社員のモチベーションアップ

■投資家へのアピール(株価アップ)

色々な要因が考えられますが、私が考える
CMを流す大きな理由の一つに
「節税」があると考えています。

企業経営で考えた場合「広告宣伝費」にお金を使う事は
その年に儲かった利益を減らして翌年の売上げを上げる
大きな「節税効果」があると私は考えています。

株式会社サヤトレの決算は今月1月です。

もし仮に現時点で1億円の利益が出ている場合
利益で1億円計上すると、黒字企業という
名誉が貰える代わりに法人税が発生します。

会社の資金繰りに問題がないのであれば
利益の1億円をテレビCMの広告費に使って
翌年の売上げを増加させた方が良いと私は考えます。

会社は、何年も先を見据えて長期的に
ビジネスを大きくしていくことが重要です。

お正月は、普段テレビを観ない層や経営者が
1年間でテレビを観る絶好の機会と言えるでしょう。

会社相手に商売をしているBtoB企業が
CMを流す場合に最も効果が高い時期なのです。

私は、普段CMを流していないBtoB企業の
CMを見ると私は、個人投資家の目線として
その企業は大儲けしていると判断しています。
(これはほぼ確実に言える事です。)

そして、経営者目線では、今年の利益を広告宣伝費に使い
その年に大きく利益が出過ぎないよう上手く決算の数字を
コントロールしている、経営が上手い会社なのではないかとも考えます。
(これは推測です)

当たり前ながらテレビCMを流す会社は
広告宣伝費にかける以上のリターンが
あると考えてお金を払いCMを流しています。

普段CMをみかけないBtoB企業の
テレビCMを発見した際には株価を
チェックすると面白いかもしれません。

投資・資産運用のヒントになれば幸いです。

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 編集後記
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お正月に私が観たBtoB企業でテレビCMを
流していた会社は、以下の通りです。

アマノ (6436)
ナブテスコ (6268)
ホシザキ (6465)
クボタ (6326)

BtoBの会社は、知名度はありませんが
高給で休みが多く、働く社員にとっては
ホワイトな会社が結構沢山あります。

就職活動中の方が身近にいる場合は
隠れたBtoBの優良企業を探してみることを
お勧めしてあげると良いでしょう。

【参考記事】

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