☆第1086号☆
株式会社サヤトレの増田です。
空売り特集は、本日で最後です。
最終日は、昨日の最後にお伝えした
空売りの新サービスを例に個人投資家と
金融機関の関係についてお届けします。
私は、過去証券会社に勤めていた時期に内部から
起業家目線でなぜこの悪習を改善しないのだろう？
毎日働きながら考えておりました。
大企業がゆえに社員数が多く全国の支店独自の
ローカルルールもあるので簡単に改善出来ない事は分かります。
「自分が将来出世して変えてやる！」
そこまでの愛社精神はなく辞めてしまいました。
当時22歳の私は証券会社で働きながら
金融業はビジネスモデルが最強であるがゆえに
非常にぬるく甘い業界だなと感じていた次第です。
世界一の製造業の技術力を持っているので
そこに金融分野が延びたら日本は最強だと今でも思います。
銀行の場合、無料に近い金利で預かったお金を
日銀の当座預金に入れて0.1％の金利を受け取りつつ
国債を買って保有するだけでリスクなく利益が出ます。
大手証券会社でも預かり投資信託の信託報酬で
何もしなくても黒字になるくらい利益が出る
大変素晴らしいビジネスモデルです。
その結果リスクを取って新しい事に挑戦する
チャレンジ精神は大手金融機関には乏しいです。
そして大手金融機関は下手な経営や粉飾決算をしても
国の公的資金（税金）で倒産および上場廃止にもなりません。
働く社員にとってはとても良い業界かもしれませんが
預金者や個人投資家目線から述べると日本の金融機関には
もっと改善要求するべき点は多いのではないでしょうか？
平日に銀行窓口が15時で閉まって困った経験はありませんか？
休日も開いていたらいいのになと思った事はありませんか？
15時に送金間に合わないと翌日になるとか不便じゃないですか？
金融業界は、法律規制の壁が厳しく
出来る事と出来ない事が多くあります。
私は法律で禁止されているので金融機関は
15時以降の窓口業務は出来ないと思っていました。
しかしそんな事はありません。
15時以降も休日も営業可能です。
単純にその金融機関がやってないだけです。
あまり知られていないように感じますが
りそな銀行全店の窓口は15時に閉めず
17時まで対応してくれています。（もっと前面に押し出すべき）
一部の支店では土日の休日も開いて営業しているのです。
■りそな銀行営業時間
http://www.resonabank.co.jp/
証券会社も休日支店を開けてないだけで開ける事が可能です。
誰も来ないから開けないという理由もありますが
開いている事をみんな知らないので来ないのです。
銀行間送金についても15時を過ぎると
翌日扱いになりますが現在24時間送金は可能です。
サヤトレの契約が深夜に来てもネット銀行から
ご入金いただければ弊社の入金先もネット銀行なので
24時間対応同士であれば入金確認が行えます。
在宅スタッフかもしくは私が起きていれば
深夜に会員IDを発行する事も珍しくありません。
法人の銀行口座は3メガバンク保有しておりますが
総合的に判断した結果、ベンチャー企業の弊社では
大手銀行よりもネット銀行の方が使い勝手がいいと判断しました。
これは証券会社でも同じで
総合証券よりもネット証券が圧勝です。
全銀システムを変えて2018年に24 時間稼働を
目指しているみたいですので期待しましょう。
前置きが長くなりましたが本日のオチとしては
個人が金融機関にニーズや要求を積極的に述べる事で
金融機関は、まだまだ進化出来るという事です！
かなりの余力を残してやっていない取り組みが沢山あります。
昨日お伝えしたネット証券が新しくスタートした
新空売りサービスも多くの個人投資家の要望から登場です。
「貸借銘柄以外も空売りしたい！」
空売りしている投資家であれば
誰もが上記の事を考えた事でしょう。
個人投資家のニーズに合わせて
新しいサービスが誕生するのです。
そして新しいサービスが登場した事によって
連鎖してまた新しい需要も生まれます。
「マイナー銘柄の貸株制度の強化」
貸株制度については後日、解説しますが
これまで貸借銘柄しか空売り出来なかった株を
証券会社が独自に集める事によって新空売りは実現しています。
非貸借銘柄を調達するために足りない銘柄に
貸株に大幅な金利をつけて集めているのです。
■楽天証券（貸株金利 年率20％）
https://www.rakuten-sec.co.jp/
私は過去の貸株金利データを保有しておりますが
年利20％とか美味し過ぎる現象は続かずに注意点もあります。
個人投資家が賢くなり金融機関に対して
ニーズを述べる事で経営努力している金融機関は
そのニーズを満たすための新サービスを提供してくれます。
賢い投資家が増える事でお金が移動する事により
銀行・証券含めて金融機関同士の競争が高まります。
結果として日本の金融業界の
発展につながるのではないでしょうか。
日本の金融機関がグローバルで負けている理由は
日本人の金融リテラシーに原因があるのかもしれません。
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JPX日経400 11,688.54 －162.10(-1.37%)
TOPIX ?1,291.82 －19.38(-1.48%)
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☆☆☆ 編集後記 ☆☆☆
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金融機関が余力を残しているので
私のようなニッチな取り組みをしている
ベンチャー企業が生き残れているのかもしれません。
自社では実現が難しいですが金融機関な実現可能な
フィンテックのアイデアを私は山のように保有しています。
金融機関にお勤めの方やフィンテック分野に
進出したい企業の方がメルマガをお読みの場合は
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