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株式会社サヤトレの増田です。
本日は、「投資の営業アポイント」をテーマにお届けします。
私が証券営業をしていた2009年頃、新規の個人投資家を獲得するためのアポイント方法は、主に2つでした。
「電話」と「訪問」
上記にプラスして「手紙」くらいです。
個人情報保護法が存在する前までは、高額納税者や不動産保有者(地主)のお金持ち(富裕層)リストが存在しておりました。
また地域のゼンリン住宅地図には、自宅所有者の名前が書いてあります。
タウンページには、電話番号も書いてあるので富裕層リストから電話番号を調べる事も可能です。
それらの情報を統合して証券会社は、地域のお金持ちリストを作成して個人にアポイントを入れて開拓を行っています。
実際に当時私は、毎日100件以上地域の個人宅に電話をかけて面談のアポイントを取る営業をしておりました。
時代の変化もありますが証券会社を辞めた今では、自分のやっていた新規営業のやり方は、不必要な方にとって迷惑行為であると感じております。
■急に知らない人から電話がかかって挨拶してくる
■急に知らない人が家に来て挨拶しにくる
ひと昔前とは、違い上記のような営業を迷惑行為に感じる方の方が増えていると感じます。
急な電話や訪問を出会いのきっかけに「投資しませんか?」と提案するのが総合証券会社の新規開拓営業の王道です。
駅前に立派な支店とブランドの信頼があるからこそ可能なのですが一歩間違うとオレオレと変わりません。
しかし令和となった新しい時代で従来の投資の営業は、難しいと思います。
駅前に立派な支店があるという事は、投資家にとっては、安心感につながります。
しかしその立派な支店を維持するための家賃は、誰が負担しているのか?
証券会社や金融機関にお金を支払うお客が少しずつ気付き始めているのです。
証券会社の構造をお伝えすると・・・
■電話&訪問がメインの総合証券会社
■ネットがメインのネット証券会社
上記の2種類があります。
私は、10年前に電話で営業していた時に5年後には、こんな非効率なやり方は無くなる。
全てネット証券に変わるだろう。
そう思っていましたが、実際は、そんなに変化はしておりません。
ネット証券の口座数は伸びていますが勢力的には、まだまだ総合証券会社の方が持っている基盤が強いです。
自分で銘柄を選んで株を買う(投資する)
上記のような決断が日本人は苦手なのかもしれません。
個人投資家に投資の営業をして株を売っていた立場から本日お伝えしたい事をまとめると投資の話を営業される立場で待っていては、投資で結果を出すのは難しいです。
投資の話は、待ってもらうのではなく自分から取りにいくくらいじゃないといけません。
実際に良いファイナンス銘柄が出た際に分かっている人は、私から電話をかけずとも向こうから電話かけて聞いてくる人もおりました。
当時は、金融機関側でしたので「美味しい物だけ食べるな!」
そう思っていましたが、投資家側になれば、美味しい物(儲かりやすい投資)だけ食べるべきだと思います。
あなたの元に投資の営業話がきた際には、その話が来た経緯は、結構重要です。
どしてあなたの元に投資の営業が来たのか?
それをよく考えると良い投資か何か裏があるか分かるかもしれません。
投資の営業が来た際には、本日の内容をぜひ思い出していただければと思います。
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