資本主義社会のルール(株式会社の登場人物編)

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「株式会社の登場人物」をテーマにお届けします。

昨日、有名Youtuberの株式比率を巡った経営者との揉め事がSNSで流れてきました。

そのYoutuberは、とても人気者で音楽ライブのイベントを開催すれば、ドームを満員に出来る実力を持っています。

視聴者やファン含め多くの人がその人物を経営者かつ音楽アーティストだと思っていました。

しかし実際は、活動する会社の株式を50%以上保有しておらず、社長のyoutuberと創業オーナー株主が揉めている状態です。

Youtuberの社長は、オーナーではなく他人の会社で雇われ社長だったのです。

結果的に、自分が手掛けた音楽の権利は、全て会社の所有物となっていて経営者と株式比率を巡って裁判沙汰になっています。

社長からすると自分の実力で会社が大きくなったので、もっと配分を受け取りたい気持ちはよく分かります。

そしてその社長のファン達は、社長の味方をする事も感情的にはよく分かる。

しかし資本主義社会にはルールがあります。

株式会社制度のルールを把握していなかった社長側の言い分が中々不利と思うのが投資家目線の私の感想です。

証券業界にいる私は、過去にこのような株式比率を巡ってケンカする人達を過去に何度も見聞きしてきました。

今、仲良しの友人社長が経営する会社に対しても社長が株を51%保有していない状態で事業が急拡大しています。

私は、将来どこかで株主と揉める。

会社の体制を早く見直すように何年も前から言い続けてきました。

友人の実力で会社を大きくしてもその本人が株式を51%保有していなければ会社の意思決定権を握る事は出来ません。

この辺りの資本主義社会のエグいルールは、学校ではもちろんの事、本などにも書かれていません。

知識としては知らない大人がほとんどです。

中には、若手起業家も中小企業の社長も上場企業に投資している個人投資家も知らない方も多くいるのが実情です。

本日は、株式会社における登場人物の役割を分かりやすくまとめて紹介します。

感情ではなく株式会社に関わる登場人物の正しい役目として覚えておくと良いでしょう。

【株式会社の登場人物紹介】

■株主
株式会社の所有者です。

パワーバランスとしては、最も偉いのが株主です。

最初にお金を投資するリスクの変わりとして会社が儲かったお金は、株主の物になります。

そして株主の強さを決めるのが株式比率です。

発行している株式数全体の半分以上を保有しているとその会社は、その個人が所有している会社となります。

株主は、代表取締役(社長)を決めたり、社長を解任する事も出来ます。

株式を半数以上持っている株主は、その会社に関する意思決定が可能です。

お金を投資したリスクと引き換えに会社のお金と決定権を手に入れる事が出来る一番偉い立場が株主です。

■代表取締役(社長)
株主によって選ばれた会社の経営を指揮する人です。

株を持っている場合もあれば、株を持っていない場合もあります。

株を持っていない場合は、雇われ社長です。

会社が儲かれば株主から利益を分けてもらえますがトラブルを起こした際には、責任取らないといけません。

会社の経営を指揮する立場にあるので一般的に一番偉い立場と思われがちですが社長でも株主には、逆らう事は出来ません。

株主は、社長をクビにする事が出来ます。

今回のYoutuberの事例も株を半数以上持っていなかった雇われた社長です。

過去、自分が作って大きくした家具屋の株式を娘に相続した事で、株主の娘は、社長(お父さん)を解任したお家騒動が大塚家具という上場企業です。

家族でも株式比率を巡ってケンカする。

これが株式を巡るトラブルの恐ろしさです。

社長は、お金を出した株主によって選ばれ会社経営を指揮するリーダーである。

株主にお金で雇われて社長になっている人もいる。

これは、覚えておきましょう。

■社員(使用人)
会社(社長)に雇われて働く人です。

会社が損をしても、全く成果を出さなくても社員がミスをしても、ほぼリスクはゼロです。

毎月お給料という報酬を受け取る事が可能です。

法律で守られている立場にあるのでリスクは少ないですがその分、会社が儲かってもリターンも少ないのが社員です。

(以上)

皆様、株式会社に対する正しい認識はありましたでしょうか?

世の中では、会社員が会社経営について居酒屋でアルコール飲んで会社の愚痴を言う

そんな可愛い行動している人もいるみたいです。

自分の資本主義社会の立場を弁えた方が良いです。

株式持ってないんですから(リスク取ってない)リターンが少ないのは、仕方がないのです。

会社(株主)のために働くのが会社員である事を自覚する。

それが嫌なら自分が株主になる。

人によっては、厳しく感じるかもしれませんが、これが資本主義社会のルールなのです。

株式会社制度は、法律で定まっていますがその実情を正しく理解している方は少ないです。

一般的に社長=創業オーナー(株主)であるケースが多いので勝手に世間は、そう思っていますが実際にその会社が誰の物なのかは、株式次第です。

株式会社サヤトレおよび増田の株式比率に関するもっと踏み込んだ考え方は、有料メルマガ「サヤトレ通信プレミアム」にてお届けします。

株式投資をしている方は、ぜひ株式会社制度について正しく理解しておいてください。

以上、資産運用のヒント、ご参考になれば幸いです。

関連記事

  1. 株式上場を目指さない会社

  2. MMT(現代貨幣理論)について分かりやすく解説

  3. 関西スーパー争奪戦における利用者の考え

  4. 株式投資は、オンラインゲーム

  5. 子供の金融教育でお金持ちにも貧乏にもなる

  6. 日本でお金の話はタブー

  7. 就職活動を有利にするSNSの活用法

  8. HFT(超高速取引)に対する個人投資家の対策

代表・増田の出版投資書籍

人気記事

おすすめ記事

株式会社サヤトレのWEBサービス

 
 
 
PAGE TOP