サヤ取り特集1「サヤ取りの定義」

株式会社サヤトレの増田です。

本日からアメリカ出張に伴い
「サヤ取り投資特集」をお届けします。

本日1日目は「サヤ取り」という
ワードの定義について書かせていただきます。

金融商品の買いと売りを同時に行う両建て売買は
投資対象や仕掛けや決済のタイミングによって
サヤ取り以外にも様々な複数の呼び方が存在します。

・サヤ取り
・裁定取引
・アービトラージ
・ロングショート
・マーケットニュートラル
・スプレッド
・ストラドル

などなど

「サイダー」と「ソーダ」と「ラムネ」
「ジーパン」と「ジーンズ」と「デニム」の違いを
説明するくらい微妙なニュアンスですが
投資対象やタイミングによって使い分けられます。

私が一番よく使う両建て売買のワードは「サヤ取り」です。

日本語で文字通りにサヤを取ると分かりやすいからです。

「さや」をひらがなで書く「さや取り」
漢字で書く「鞘取り」カタカナで書く「サヤ取り」
全部ひらがなの「さやとり」など書き方でも人によって違い
読み方も「さやとり」「さやどり」のどちらでも読まれます。

私は「さやとり派」です。

これから先に「サヤ取り」の「さやとり」に
統一しようとするのも無理があります。

全て同じ意味でどれも間違っていません。

そして私自身は「サヤ取り」というワードは
基本的に「両建て売買の総称」として使っています。

「サヤ取り」=「両建て売買の総称」

金融市場における「サヤ」を思い当たる
一部だけ書き出してみました。

【金融市場にあるサヤの一部の例】

・同じ商品の限月間のサヤ(昔の一般的なサヤ取り)

・日経平均先物と現物の瞬間的なサヤ(アービトラージ)

・トヨタ株とホンダ株のサヤ(ペアトレード)

・トヨタ株と自動車ETFのサヤ

・銀行株ETFと不動産株ETFのサヤ(業種間ロングショート)

・日経平均とTOPIXのサヤ(NT倍率)

・FXの取引会社の通貨間のサヤ

・FXの取引会社のスワップのサヤ(スワップアービ・金利裁定取引)

・転換社債と株価のサヤ

・金とプラチナのサヤ(似たような商品)

・原油とガソリンのサヤ(似たような商品)

・NY原油とWTI原油のサヤ(同じ原油でも市場が違う)

などなど・・・

ちょっと考えただけでもこんなにあるのです。

実際にはまだまだ沢山あります。

これらのサヤを戦略毎に名前をつけて
明確に定義する事は不可能です。

「アービトラージ・ペアトレード・ロングショート」
こんな横文字の言葉を一般の方は誰も知りません。

よって分かりやすく両建て売買を総称して
「サヤ取り投資」と私は述べております。

日常では、相手の知識に合わせて「サヤ取り」という
ワード以外で話す事もありますが一般的に私が使うサヤ取りは
買いと売りを同時に建てる両建て売買の総称とお考えください。

そしてこれまでの私の経験において
「サヤ取り」という戦略のワードが
しっくりくる投資戦略があるとすれば・・・

それは「先物市場」を使った戦略でしょう。

特に「商品先物の限月間のサヤ取り」です。

年配の投資家の方がサヤ取りと聞くと
ほとんどの方が「サヤ取り=商品先物」を連想します。

商品先物取引で同じ商品で限月間の価格に
かい離が発生しているタイミングで仕掛ける戦略が
昔は、一般的にサヤ取り投資と呼ばれておりました。

しかし現在は、商品先物市場は衰退しており
現在は、商品先物市場において限月間で
サヤを取る事は難しくなっております。

最近のマーケットのニュースで出てくる
サヤ取りという単語も基本的に商品先物の話ではありません。

株式市場において述べています。

商品ではなく日経平均先物で使われる事が多いです。
(後日、解説させていただきます。)

金融市場にはまだ知らない多くのサヤが存在しています。

このメルマガでは「サヤ取り」は買いと売りを同時に建てる
両建て売買の総称として使い今後もサヤ取りの情報を
お届けさせていただきます。

どうぞよろしくお願いします。

【参考記事】


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