株式会社サヤトレの増田です。
本日は「積み立て投資の解約」をテーマにお届けします。
2020年3月のコロナショックにてアベノミクスから長く続いた株高が終了。
多くの投資家を損失で苦しめています。
老後2000万円必要問題から投資をスタートした方にとっては、毎日大きく上下する株や為替の値動きに一喜一憂。
これまで儲かっていたのに評価損でお金が減る心理的なストレスを感じている方は多い事でしょう。
また国としては、個人の投資を推奨するようにNISAやiDeCoなどの投資の優遇制度を用意しています。
NISAで毎月10万円インデックスファンドを積み立てて年間で120万円の非課税枠を使っている方も多いのではないでしょうか?
この投資法は、ドルコスト平均と言い非常に優れた簡単かつ王道の投資戦略です。
毎月積み立て投資をしている初心者投資家は、今回のコロナショックで初めて投資損益がマイナスになり迷走・混乱しているみたいです。
その中でも最も愚かな行為がこれまで積み立てて投資をしてきたインデックスファンドを解約する人です。
ドルコスト平均での積み立て投資を相場の下落時に解約する事は、最悪の愚行でです。
最初にドルコスト平均法のルール説明を聞いていない無知なのか?
それともルール説明を聞いたにも関わらず、忘れてしまい記録力がないのか?
人によって様々ですが、株価が下落して損になったので積み立て投資を辞める行為は、最も愚かで間違っている行動と言えます。
今のタイミングで辞めるとか損するだけの最悪の投資です。
今、積み立て投資と辞め解約した人の考え方では、投資で勝つ事は、今後も無理です。
投資の世界では合理的に行動する事が最低限必要なスキルと言えます。
ドルコスト平均法で毎月一定金額を固定で積み立てていく投資法は、価格が下落した時ほど購入する株数がいつもよりも多くなり有利になります。
ドルコスト平均法は、下落時ほどチャンスなんです。
その結果、長期的に継続すれば、また株価が上がってきた時には、結果として安い時に沢山買い、高い時に少し買っている。
投資において有利な状況を作る事が出来るのです。
この毎月積み立てのルールは、基本的に投資をスタートする際に説明を理解するはずです。
しかし実際に多くの個人は、合理的な判断が出来ても行動する事が出来ない人が多いのです。
株価が上がっているタイミングで積み立て投資をスタートして購入。
株価が下落して損になったら途中で積み立てを辞めてしまう。
そしてまた5年後に株が上がってきたら積み立てをスタートしようかなと考えるのです。
無理無理無理無理!勝てません!負けます!損します!
コロナショックで一時的に株価は下落。
世界的に混乱していますが、今評価損になって不安からこれまで積み立ててきた投資を辞めるのは、損する負け組投資家の典型的な例と言えるでしょう。
今、積み立て投資を辞めようと思っている方には、もう一度しっかりと考えましょう。
ドルコスト平均で積み立てると決めたら下落しても辞めずに継続して積み立てましょう。
5年後に振り返るとあの時に辞めないで良かった。
きっとそう思える事でしょう。
最終的な投資判断は、人それぞれなので責任を取る事は出来ませんが、積み立て投資を決めた際のルールを思い出していただければと思います。
また逆にこれから積み立て投資を考えている方は、今回のコロナショックは、積み立て投資スタートに良いタイミングです。
積み立てNISAの制度を使ってインデックスファンドに長期の積み立てを行ってみてはいかがでしょうか。
以上、資産運用の参考になれば幸いです。
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