株式会社サヤトレの増田です。
本日は「電気自動車とトヨタ自動車」をテーマにお届けします。
本日のテーマは、過去に何度がお届けしていますが直近、トヨタの社長から電気自動車(EV)に関する大きな声明があったので、トヨタの経営戦略について解説します。
私個人の予測も含まれています。
事実な部分と予測が入りますが将来的な自動車産業変革に関して何かしらヒントになれば幸いです。
まずトヨタに関する下記の過去記事を読みトヨタの経営戦略の基礎知識を入れてから本日の記事をお読みください。
【参考過去記事】
簡単にまとめるとトヨタは、現在ガソリン車をメインに作り販売していますが、技術的には、電気自動車も水素自動車も作る事が可能です。
■ガソリン車
■ハイブリット車
■電気自動車
■水素自動車
上記どんな球が飛んで来てもトヨタの技術力であれば、打ち返す事が可能です。
凄い技術を持った日本一の会社です。
実際にトヨタは現在、電気自動車を作っていないにも関わらず世界的な電気自動車に関する技術的な特許を世界トップで取得しているのです。
時代がEVになった際にしっかりと先手を打ち準備をしているのです。
そして直近、日本の総理大臣が変わるタイミングにてトヨタの社長は、次期総理大臣に向けて次のようなメッセージを述べました。
トヨタ社長「(日本で)全部EVは間違い」
今、世界はガソリン車の販売は、違法になりEVに切り替わる流れが一般的になっています。
EVが世界のスタンダードなのですが、トヨタの社長は、次期総理に日本はそうしないで。
そう声明を出しているのです。
私としては、政府に向けて経営に関わる強いメッセージを出したと感じました。
その一方で日本は、世界がEVになる中でEVに切り替えずガラパゴスなガソリン車を生産販売し続けて良いのか?
個人的には、疑問も感じました。
世界がスマホに切り替わっている中で日本だけ遅れて高機能なガラケーを使っている。
そんな時期がありました。
その結果、今、日本メーカーのスマホを使っている人はほぼいません。
世界が電気自動車に切り替わる状況の中でトヨタが日本では、ガソリン車を作って販売したい。
そう政府に訴えかける最大の理由は、自動車産業全体の雇用を守りたいからだと予測します。
現在の自動車のエンジンを作るには、沢山の会社や人の手が加わり作られています。
しかし電気自動車を作る場合は、もっと簡単に自動車が作れてしまうので、自動車全体の雇用やニーズが減ってしまう事が確実なのです。
まとめるとこんな感じです。
【トヨタの思考(予測含む)】
■EV作ろうと思えば作れるし特許もある
■世界がEVだけど日本はガソリン車を続けて欲しい
■EVに切り替えて世界で戦うよりも、ガソリン車続けて雇用を守りたい
上記のようなイメージです。
次期総理含めた政治家が日本の自動車産業のルール変化をどうするかは、分かりません。
雇用を守りたいのでガソリン車を続けさせて欲しい。
このトヨタの考えも分かるのですが、もし下手をするとITの分野で日本が世界に大きく遅れを取ってしまい、日本人が海外製品で海外WEBサービスばかり使う未来が訪れてしまう。
自動車業界でも最悪のケースとして似たような事が起こるかもしれない。
今ある雇用を日本が守る選択をした事でEVに特化した海外自動車メーカーを日本人が疑問なく乗る時代が訪れるイメージです。
その選択ミスの大きなきっかけになる可能性もあるのではと感じました。
将来の自動車業界はどうなる事でしょうか?
引き続き情報追っていきたいと思います。
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