銀行が自社の業績を上げる方法

株式会社サヤトレの増田です。

本日は、日本の銀行を中心に
金融機関の情報をお届けします。

先日、三菱UFJ、三井住友、みずほ
3メガバンクの上期の決算発表がありました。

1年前の純利益と比較すると3行とも減益です。

三菱UFJ -18.2%
三井住友 -7.5%
みずほ -6.7%

銀行業全体の収益が落ちている最大の要因は
日銀が2月に導入したマイナス金利の影響です。

これまで銀行の収益構造は、お客から預かった預金を
日本国債に投資してその金利収益で儲けるビジネスモデルでした。

しかしマイナス金利の導入によって
このビジネスモデルが今崩壊しつつあります。

現在の日本の低金利で銀行が金利収入で
儲けるのはかなり厳しいでしょう。

それに加えてこれまで金融機関側が
自社のシステムをIT化する方向で
ビジネスを効率化してきた歴史があります。

しかし最近では、反対にIT企業が
金融分野に参入を始めている流れがあり
銀行も少し焦り始めているのが現状です。

そんな大手銀行が最も手早く収益力を高める
とても簡単(難しい)な方法があります。

それは同じグループ内の会社を統合させて
「銀行・信託・証券」で仲良くする事です。

分かりやすい例が、みずほ銀行です。

みずほFGに関しては、ちょっとだけ詳しいのですが
過去の不祥事や問題を経て、銀行や証券を一つにまとめ
ワンみずほと言って「銀行・信託・証券」仲良く協業しています。

みずほ銀行+みずほコーポレート銀行=みずほ銀行

みずほ証券+みずほインベスターズ証券=みずほ証券

■分かりやすいミズホのサイト
https://www.mizuho-fg.co.jp/saiyou/company/onemizuho/index.html

特徴的な取り組みとしては、みずほ銀行の支店内に
別会社のみずほ証券の支店を置いて銀行に来た方が
証券ブースにて株式を購入出来るという仕組みです。

銀行は、法律上、株式を販売する事は出来ません。

しかし銀行支店の同じ空間の中に
別会社のみずほ証券を置く事で銀行に来た方が
投資の相談も出来る仕組みを作ったのです。

銀行員は、株や運用の投資知識はありません。

しかしお客様の銀行口座の預金残高情報を持ち
誰がお金持ちかをかを知っているのです。

もし支店にお金持ちのお客様が来店して投資の話題になれば
投資に詳しい証券会社員にバトンタッチして紹介出来ます。

  • ■投資について詳しいけどお金持ちを探せない証券会社
  • ■投資について詳しくないけどお金持ちを知っている銀行
  • ■お金持ちの相続の際には、銀行が信託を紹介

「銀行・信託・証券」が別会社ながら
銀行法に引っかからない上手な仕組みで
仲良くすればとても強い金融機関になるのです。

金融機関の構図としては、トップに銀行があります。

もちろん全てではありませんが銀行が
証券・信託を下に見ているケースは多いです。

実際に銀行系証券会社の社長や役員の多くは
そのほとんどが銀行出身者で成り立っています。

例えば、みずほ証券の社長になろうと思ったら
みずほ証券に入社して出世しても社長にはなれません。

みずほ銀行に入社しなければ
みずほ証券の社長にはなれないのです。

このようなバグもあり、銀行と証券は
同じグループ内ながらお客を奪い合い
これまであまり仲の良い関係ではありませんでした。

証券「定期預金していても0.1%も増えないじゃないですか。」

銀行「証券で損させられたのですね。定期預金が一番です、」

しかし「銀行・信託・証券」の3社が
お客を取り合わずにお客のニーズを聞いて
金融の専門分野を紹介し合えれば顧客としては
安心感と満足度も高まる金融サービスになります。

これが金融機関にも顧客にとっても
一番良い理想形ではないでしょうか?

ここからは、私の予想ですが
「銀行・信託・証券」連携作戦において
今後、三井住友銀行も後を追う形になるでしょう。

SMBCフレンド証券とSMBC日興証券が合併して
「三井住友証券?」に統合

三井住友信託銀行とSMBC信託銀行(シティバンク)を
「三井住友信託銀行」に統合

優秀な行員の多くが上記になれば
どれだけ効率が高まるか分かっていながらも
中々出来ないのが大企業や派閥の特徴です。

日本の金融機関のピンチの今は
今後大きくビジネスを拡大する
チャンスのを秘めているのかもしれません。

【参考記事】

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 編集後記
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最近、会う社長や金融の方みんなに
「トランプによって為替はどうなるのか?」

という質問を受けることがあります。

もちろん私に分かるわけはありませんが
一応お会いした方には、私の考える
シナリオをお伝えします。

予測が出来ずに分からない事だからこそ
やはり人や専門家の意見が欲しいのが
投資であると改めて再認識します。


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